Access DFirst関数を使うと、テーブルやクエリから先頭レコードのフィールド値を取得できます。レコードがなければ、Null値が返ります。
■ DFirst関数 構文
DFirst(Expr, Domain, Criteria)
■ DFirst関数 引数
Expr : (必須) 戻り値のフィールド名
Domain : (必須) テーブル名またはクエリ名
Criteria : (省略可) WHERE条件式
DLast関数を使うと、テーブルやクエリの最終レコードのフィールド値を取得できます。
レコードがなければ、Null値が返ります。
■ DLast関数 構文
DLast(Expr, Domain, Criteria)
■ DLast関数 引数
Expr : (必須) 戻り値のフィールド名
Domain : (必須) テーブル名またはクエリ名
Criteria : (省略可) WHERE条件式
■ Access実行画面
「先頭レコード」ボタンで顧客マスターテーブルから、DFirst関数を実行します。
「最終レコード」ボタンで顧客マスターテーブルから、DLast関数を実行します。
DFirst関数で見つかった顧客名を表示します。
DLast関数で見つかった顧客名を表示します。
■ Access VBA 実行コード
Option Compare Database
Option Explicit
Private Sub コマンド0_Click()
Dim s1 As String
s1 = DFirst("顧客名", "顧客マスター")
MsgBox "先頭レコードは、" & s1 & "さんです。"
End Sub
Private Sub コマンド1_Click()
Dim s1 As String
s1 = DLast("顧客名", "顧客マスター")
MsgBox "最終レコードは、" & s1 & "さんです。"
End Sub