■ 構文
StrConv(string, conversion, LCID)
■ 引数
string : (必須) 変換する文字列式を指定します
conversion : (必須) 変換する種類の値の合計を指定します
LCID : (省略可) システムとは異なる国別情報識別子 (LCID) を指定できます
conversionの定数
- vbUpperCase : 1 - 文字列を大文字に変換します。
- vbLowerCase : 2 - 文字列を小文字に変換します。
- vbProperCase : 3 - 文字列の各単語の先頭の文字を大文字に変換します。
- vbWide : 4 - 文字列内の半角文字 (1 バイト) を全角文字 (2 バイト) に変換します。
- vbNarrow : 8 - 文字列内の全角文字 (2 バイト) を半角文字 (1 バイト) に変換します。
- vbKatakana : 16 - 文字列内のひらがなをカタカナに変換します。
- vbHiragana : 32 -文字列内のカタカナをひらがなに変換します。
- vbUnicode : 64 -システムの既定のコード ページを使って文字列を Unicode に変換します。
Macintosh. では使用できません)
- vbFromUnicode : 128 文字列を Unicode からシステムの既定のコード ページに変換します。
Macintosh. では使用できません)
■ 戻り値
変換した文字列をバリアント型で返します
■ Access実行画面
「変換した文字列をバリアント型 (内部処理形式 String の Variant) で返します」を各種形式で変換した結果です。
1.文字列を大文字に変換
2.文字列を小文字に変換
3.文字列の各単語の先頭の文字を大文字に変換
4.文字列内の半角文字 (1 バイト) を全角文字 (2 バイト) に変換
5.文字列内の全角文字 (2 バイト) を半角文字 (1 バイト) に変換
6.文字列内のひらがなをカタカナに変換
7.文字列内のカタカナをひらがなに変換
8.システムの既定のコード ページを使って文字列を Unicode に変換
9.文字列を Unicode からシステムの既定のコード ページに変換
■ Access VBA 実行コード
Option Compare Database
Private Sub Form_Load()
'コンボボックスの初期値を設定
Me!コンボ0.AddItem "1 : 文字列を大文字に変換"
Me!コンボ0.AddItem "2 : 文字列を小文字に変換"
Me!コンボ0.AddItem "3 : 文字列の各単語の先頭の文字を大文字に変換"
Me!コンボ0.AddItem "4 : 文字列内の半角文字を全角文字に変換"
Me!コンボ0.AddItem "8 : 文字列内の全角文字を半角文字に変換"
Me!コンボ0.AddItem "16 : 文字列内のひらがなをカタカナに変換"
Me!コンボ0.AddItem "32 : 文字列内のカタカナをひらがなに変換"
Me!コンボ0.AddItem "64 : システムの既定のコード ページを使って文字列を Unicode に変換"
Me!コンボ0.AddItem "128 : 文字列を Unicode からシステムの既定のコード ページに変換"
End Sub
Private Sub コマンド4_Click()
Dim ln As Integer
Dim nmode As Integer
'実行前のチェック
If IsNull(Me!コンボ0) Then
MsgBox "変換形式を選択してください"
Me!コンボ0.SetFocus
Exit Sub
End If
If IsNull(Me!テキスト2) Then
MsgBox "変換文字を入力してください"
Me!テキスト2.SetFocus
Exit Sub
End If
'変換モードの取得
ln = InStr(1, Me!コンボ0, ":")
nmode = Left(Me!コンボ0, ln - 1)
'変換実行
s = StrConv(Me!テキスト2, nmode)
Me!テキスト5 = s
End Sub