NULL(ヌル)とは、「値が認識できない」「値が存在しない」という意味です。
Access IsNull関数は式がNULLかどうか調べます。
変数や式がNULLの場合、そのまま計算などをさせるとエラーになる場合がありますので、この関数で事前にチェックします。
Home Access関数
■ 構文
IsNull(expression)
■ 引数
expression : (必須) 数式または文字列式を含むバリアント型 (Variant) の式を指定します
■ 戻り値
引数 expression が Null値である場合は、真 (True) を返します。
そうでなければ、偽 (False) を返します。
引数 expression が複数の変数の場合、変数が 1 つでも Null 値のときには、真 (True) が返ります。
■ 変数がNULLかどうかチェック
n1=0 の結果
n2=NULL の結果
n1+n2 の結果
■ フィールドデータがNULLかどうかチェック
データが登録されている場合
データが未登録の場合
■ Access VBA 実行コード
Option Compare Database
Private Sub コマンド0_Click()
Dim n1 As Variant
Dim n2 As Variant
Dim n3 As Variant
'変数がNULLかどうかのチェック
n1 = 0
n2 = Null
If IsNull(n1) Then
MsgBox "n1はNull"
Else
MsgBox "n1は " & n1
End If
If IsNull(n2) Then
MsgBox "n2はNull"
Else
MsgBox "n2は " & n1
End If
If IsNull(n1 + n2) Then
MsgBox "n1+n2はNull"
Else
MsgBox "n1+n2は " & n1
End If
'データがNULLかどうかのチェック
n3 = DLookup("初回来店日", "顧客マスター", "顧客ID=10")
If IsNull(n3) Then
MsgBox "顧客ID=10 の初回来店日はNull"
Else
MsgBox "顧客ID=10 の初回来店日は " & n3
End If
n3 = DLookup("初回来店日", "顧客マスター", "顧客ID=11")
If IsNull(n3) Then
MsgBox "顧客ID=11 の初回来店日はNull"
Else
MsgBox "顧客ID=11 の初回来店日は " & n3
End If
End Sub