Access VBAでフォームのサイズと表示位置を指定して開くコード｜DoCmd.MoveSizeを使用

メニューフォームからサブフォームを開く場合、サイズと表示位置を指定することで、見栄えもよくなり操作性が向上することがあります。
指定するにはフォームの読み込み時イベント内で、 DoCmd.MoveSizeを使用します。
構文 ： DoCmd.MoveSize Right, Down, Width, Height

• Right - （省略可） フォーム左上の水平位置
• Down - （省略可） フォーム左上の垂直位置
• Width - （省略可） フォームの幅
• Height - （省略可） フォームの高さ

このページでのフォームとVBAの作成手順

• ［サブフォームを開く］ボタンを配置したメニューフォームを作成します。
• ［サブフォームを開く］ボタンにサブフォームを開くVBAを入力します。
• ［閉じる］ボタンを配置したサブフォームを作成します。
• ［閉じる］ボタンのクリックイベントに、フォームを閉じるVBAを入力します。
• サブフォームの読み込み時イベントに、DoCmd.MoveSizeのVBAを入力します。

これでメインフォームの［サブフォームを開く］ボタンをクリックすると、指定したサイズと位置でサブフォームが開きます。

関連する「フォームを開いた時、新規レコードに移動する」も参照してください。

フォームの表示位置を指定する

「DoCmd.MoveSize Right, Down」で、左上の位置が設定できます。
ここでは、Rightを1000、Downを2000にしました。

Private Sub Form_Load()
    DoCmd.MoveSize 1000, 2000
End Sub

［サブフォームを開く］ボタンをクリックすると、サブフォームは指定された位置に表示されます。

フォームのサイズを指定する

ここでは、サブフォームに配置している［閉じる］ボタンを基準にしてサイズを設定します。
上位置は、Me!コマンド0.Left + Me!コマンド0.Width + 1000にしました。
これで［閉じる］ボタンの右端＋1000のサイズになります。
下位置は、Me!コマンド0.Top + Me!コマンド0.Height + 1000
これで［閉じる］ボタンの下端＋1000のサイズになります。

Private Sub Form_Load()
    DoCmd.MoveSize 1000, 2000, _
        Me!コマンド0.Left + Me!コマンド0.Width + 1000, Me!コマンド0.Top + Me!コマンド0.Height + 1000
End Sub

サブフォームは［閉じる］ボタンを基準にしたサイズで表示されます。