起動時にAccess本体を非表示にし、フォームのみ表示する設定方法とVBAのコード

アプリを作成した場合など、起動時にデータベースウィンドウやリボンなどのAccess本体を非表示にし、フォームのみ表示させたい場合があります。その方法を掲載しています。

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フォームのみ表示する手順

  1. 起動時に表示するフォームの作成
  2. フォームが開く時のイベントに、リボンを非表示にするVBAを入力する。
  3. オプションを設定する
  4. 保存し設定完了
  5. さらにスッキリしたフォームにしたい場合のプロパティ設定

関連する「フォーム サイズを変更できないように境界線プロパティで固定する方法」も参照してください。




起動時表示するフォームを作成する

リボンの[作成]~[フォーム デザイン]で作成したフォームです。

[フォーム デザイン]で作成したフォーム

イベント プロシージャを作成する

  1. プロパティ シートを開きフォームを選択します。
  2. イベントタブで[開く時]のプロパティで、[イベント プロシージャ]を選択します。
  3. […]ボタンをクリックします。
イベント プロシージャを作成

VBE画面が表示されForm_Open内に,リボンを非表示にするVBAを入力します。

Form_Open内に,リボンを非表示にするVBAを入力

Option Compare Database

Private Sub Form_Open(Cancel As Integer)
    DoCmd.ShowToolbar "Ribbon", acToolbarNo
End Sub

Accessのオプションを設定する

リボンの[ファイル]をクリックします。

リボンの[ファイル]をクリック

左のメニューから[オプション]を選択します。

メニューから[オプション]を選択

Accessのオプションが開きます。

  1. 左メニューから[現在のデータベース]を選択します。
  2. フォームの表示で、上で作成した起動時に開くフォームを指定します。
  3. [ステータスバーを表示する]のチェックを外します。
  4. [ドキュメントタブを表示する]のチェックを外します。
  5. [ナビゲーション ウィンドウを表示する]のチェックを外します。
Accessのオプション

これで保存し再起動すると、下のようにAccessが表示されずにフォームのみ表示できます。

Accessが表示されずにフォームのみ表示

スッキリしたフォームに変更する

フォームのプロパティ シートを開きます。

  1. [境界線スタイル]を細線にします。
  2. [レコードセレクタ]を「いいえ」にします。
  3. [移動ボタン]を「いいえ」にします。
  4. [スクロールバー]を「なし」にします。
スッキリしたフォームに変更

これでメニューなどのフォームに使用できる、スッキリしたフォームが表示できます。

メニューなどのフォームに使用できる、スッキリしたフォームが表示

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