備品管理データを使用し、AND条件で抽出するクエリの作成方法を掲載します。
AND条件で抽出することを「複数条件で抽出する」や「複数の抽出条件を設定する」などと呼びます。
SQL文と違いクエリで複数条件を設定するには、同じ行の抽出条件欄に入力するだけで簡単です。
SQL文の場合、文字列の場合は” (ダブルクォーテーション)を付けたり、日付の場合は # (シャープ)を付けるなどの決まりがありますがAccessのクエリは自動的にやってくれます。
「AND」とは、設定した抽出条件が全て満たされたレコードを抽出することです。
掲載している下の設定手順で作成したクエリをSQLビューで見るとANDが使われているのが分ります。
ここでは2つの抽出条件を設定しましたが、さらに増やして設定することもできます。
データベースでANDを使い複数条件で抽出することは、大量のデータを活かす大変良く使う事で覚えてください。
条件判定が異なる「OR条件で抽出する」を掲載していますので参考にしてください。
抽出条件を設定せずに、全レコードを表示させた備品管理のクエリ画面です。
ナビゲーションウィンドウで修正したいクエリを選択後右クリックします。
表示されるメニューから「デザインビュー」をクリックします。
ここでは、備品管理のクエリを選択しています。
備品名が「ホワイトボード」で出庫日が「2010/07/07」のレコードを抽出します。
備品名の抽出条件に ホワイトボード と入力し、同じ行の出庫日に 2010/07/07 と入力します。
文字列の場合、Enterキーを押すと自動的に ” (ダブルクォーテーション)が付きます。
日付の場合、Enterキーを押すと自動的に # (シャープ)が付きます。
リボンの実行をクリックします。
備品名がホワイトボードで、出庫日が2010/07/07のレコードのみ抽出されました。