Access:結合線で結ばれた結合クエリを元に削除クエリを作成する

結合線で結ばれたテーブルから削除クエリを作成する方法です。

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この場合、主キーが含まれるフィールド側のレコードを削除することはできません。

逆に、主キーが含まれていないフィールド側のレコードは削除可能です。

ここではテストとして、主キーが含まれるフィールド側のレコード削除と、主キーが含まれないテーブルのレコード削除を試してみます。

結果、主キーが含まれる場合は「削除できませんでした。」とメッセージが表示され削除できません。

主キーが含まれない場合は、正常に削除できました。

削除クエリの作成手順 - 全レコードを削除するクエリ」も掲載していますので参考にしてください。



■テストで、主キーが含まれるフィールド側のレコードを削除してみます。

リボンの「作成」「クエリデザイン」をクリックします。

作成リボン

削除クエリを作成するテーブルを選択します。

ここでは、商品マスターと商品価格テーブルを使います。

削除クエリに使用するテーブルを選択します。

  1. 商品マスターのアスタリスク(*)フィールドと商品カテゴリをデザイングリッドに追加します。
  2. リボンのクエリツール デザインのクエリの種類から削除ボタンをクリックします。
    アスタリスクフィールドに From 、商品カテゴリに Where が自動的に表示されます。
  3. 抽出条件に、"パン" と入力します。
    これで、商品カテゴリがパンのレコードが削除されるはずです。
  4. 実行ボタンをクリックします。
削除クエリを作成する

4の実行ボタンをクリックすると、「指定されたテーブルから削除できませんでした。」とメッセージが表示されます。

このように主キーが含まれるテーブルのレコードを削除することはできません。

削除クエリのエラーメッセージ

■主キーが含まれないテーブルからレコードを削除してみます。

  1. 商品カテゴリに設定していたのを、商品価格の仕入価格に変更します。
    抽出条件に、>100 と入力します。
    これで仕入れ価格が100円を超える商品が削除されます。
  2. 表示ボタンをクリックし、削除されるレコードを表示させます。
仕入価格の抽出条件を入力する

削除されるレコードが表示されました。

このように主キーが含まれないテーブルのレコードは削除することができます。

削除対象レコードの表示

必要ならば、作成した削除クエリを保存すると、いつでも実行できます。


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