Access:クエリの抽出条件で空白か空白でないを指定する方法

フィールドのデータが空白ということは、Null値ということです。Null値の抽出条件は「Is Null」か「Is Not Null」になります。

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Nullとは何もデータがないことです。

クエリでデータを抽出した時、何もデータがないNullのレコードが大量にあると邪魔です。

その場合Null値を除外する「Is Not Null」を条件に指定します。

また逆に入力ミスなどでデータに抜けがないかチェックしたい場合があります。

その場合はNull値のみ抽出する「Is Null」を条件に指定します。

使い方はクエリの抽出条件に入力するだけです、ここではクエリの作成から解説しています。

関連する「コンボボックスにNULL値を含める値リストとクエリを使う2つの方法」も掲載していますので参考にしてください。




NullとNullでないレコードを抽出するクエリの作成


■ クエリの元になる在庫一覧テーブル

商品IDが2と4の在庫数が空白になっています。

在庫一覧テーブル

■ クエリを作成する

リボンの[作成]~クエリグループの[クエリ デザイン]をクリックします。

[クエリ デザイン]をクリック

テーブルの表示ダイアログボックスが開きます。

  1. クエリ作成元のテーブル、ここでは在庫一覧を選択します。
  2. [追加]ボタンをクリックします。
テーブルの表示ダイアログボックス

指定した在庫一覧テーブルのフィールドリストが表示されます。

  1. フィールドリストから先頭の「*」をダブルクリックします。これで全フィールドが選択されたことになり、表示できます。
  2. 在庫数の空白を抽出するので、在庫数フィールドをダブルクリックします。
フィールドリストから選択しクリック

クエリが正常に作成できたかチェックします。

リボンの[クエリ ツール]~[デザイン]~[実行]をクリックします。

[実行]をクリック

正常に表示されました。

単価右のフィールド名が、「T_在庫.在庫数」になっているのは、在庫数を別に追加したため、判別できるようになっています。

一番右のフィールドが、追加した在庫数ですが、名前は「フィールド0」になっています。

正常に表示された

■ 抽出条件を空白にする

リボンの[表示]~[デザイン ビュー]をクリックします。

[デザイン ビュー]をクリック

在庫数の抽出条件に「Is Null」と入力します。

これでNull値を抽出することになります。

抽出条件のフィールドを表示したくない場合は、表示のチェックボックスをOFFにしてください。
抽出条件に「Is Null」と入力

実行結果です。

在庫数が空白のレコードのみ表示されています。

在庫数が空白のレコードのみ表示

■ 抽出条件を空白でないにする

在庫数の抽出条件に「Is Not Null」と入力します。

これでNull値でないレコードを抽出することになります。

抽出条件に「Is Not Null」と入力

実行結果です。

在庫数が空白でないレコードのみ表示されています。

空白でないレコードのみ表示

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