クエリ自体に抽出条件を設定している場合、抽出条件の変更は簡単ではありませんが、他のテーブルのフィールドを抽出条件にできればパラメータクエリのように動的に変更することも可能になります。
ここでは抽出専用の別テーブルを作成し、そのフィールドに入力されたデータを抽出条件に指定します。
ですのでクエリで特定のレコードを表示させるには、別テーブルを更新すれば可能になります。
関連する「パラメータクエリの作成 - パラメータに日付を入力する設定例」も掲載していますので参考にしてください。
このテーブルから抽出されたレコードを表示します。
抽出したい商品名だけが入力されています。
リボンの[作成]~クエリグループの[クエリ デザイン]をクリックします。
商品テーブルと商品抽出用テーブルを選択します。
商品名フィールドを、別テーブルの商品名フィールドにドラッグすると、下のように結合線で結ばれます。
商品テーブルの「商品ID」と「商品名」フィールドをダブルクリックし下のグリッドに移動します。
クエリを実行すると、商品抽出用テーブルに入力されている商品名のレコードだけが表示されます。
下のように抽出用テーブルに別の商品を追加します。
実行結果です。
クエリの結果も更新されています。
以上のように、抽出条件専用の別テーブルを作成しすれば、他のフィールドから抽出が可能になります。
SQLで表示した場合は下のようになります。
SELECT T_商品.商品ID, T_商品.商品名 FROM T_商品 INNER JOIN T_商品抽出用 ON T_商品.商品名 = T_商品抽出用.商品名;