クエリを使用した並べ替えは、メモリ内で行われます。
Excelのように実行結果が、直接テーブルに反映されたりとか、並べ替えられたテーブルが作成されるわけではありません。
例えば、「顧客名」と「郵便番号」で並べ替えたデータが見たい場合、Excelでは、初めに「顧客名」で並べ替え印刷等を実行し、
次に「郵便番号」で並べ替え見ることになります。
もしマクロで作成していても、元のデータを変更されたり、並べ替えたままで終了されていたり元のデータが分からなくなったりします。
Accessでは、「顧客名」と「郵便番号」でそれぞれ並べ替えたクエリを2個作成しておき、見たいクエリを選択することになります。
従いまして、Accessではこのようなクエリをプログラマが作成しておけば、Accessの知識がない人でも、操作手順さえ教えれば、
簡単に使えることができ、元のテーブルデータをミス等で改変や削除されてしまう危険がありません。
このように、データベースソフトではデータを守る性質があります。
並べ替えは下記の3種類から選択できます。
- 昇順 - 小さい順に並べる
- 降順 - 大きい順に並べる
- 並べ替えなし - 並べ替えを解除します