AccessのVBAでSQLのCDBL関数を使い文字列を倍精度浮動小数点数型 (Double)に変換する|フォーム実行例

CDBLで文字列を倍精度浮動小数点数型 (Double)に変換することができます。

SQL = " SELECT CDBL(フィールド名) FROM テーブル名 "
又は、
SQL = " SELECT CDBL(フィールド名) AS 名前 FROM テーブル名 "
Set rs = CurrentDb.OpenRecordset(SQL)

CDBL で文字列を倍精度浮動小数点数型 (Double)に変換することができます。
単精度浮動小数点数型は負の場合、-1.79769313486231E308 ~ -4.94065645841247E-324 になり
正の場合、4.94065645841247E-324 ~ 1.79769313486232E308 になります。

文字列が数値として扱えない場合、「抽出条件でデータ型が一致しません」のエラーが発生します。
文字列が単精度浮動小数点数型の範囲を超える場合、「オーバーフロー」のエラーが発生します。

例: SQL = " SELECT CSNG(面積) FROM 画像分析 "
画像分析テーブルの面積フィールドを倍精度浮動小数点数型として取得します。



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サンプルソフト
[実行時の画面]
「文字列を倍精度浮動小数点数型に変換 CDBL関数」ボタンをクリックすると、
変換結果を右枠に表示します。
単精度変換と比べ、小数の数値を変換した場合に誤差が発生していないのが分かります。

■実行画面
ダブル型変換フォーム

[サンプルデータ テーブル]
データID    文字
10   1
11   2
13 15.6
16    386.5678
17    -20.788
18 100
ダブル変換テーブル

[コード]
Option Compare Database

Private Sub コマンド8_Click()
    Dim SQL As String
    Dim rs As Recordset
    Me!テキスト1 = "文字列" & vbCrLf
    Me!テキスト2 = "数値" & vbCrLf
    SQL = "SELECT 文字,CDBL(文字) FROM サンプルデータ"
    Set rs = CurrentDb.OpenRecordset(SQL)
    Do Until rs.EOF
        Me!テキスト1 = Me!テキスト1 & rs(0) & vbCrLf
        Me!テキスト2 = Me!テキスト2 & rs(1) & vbCrLf
        rs.MoveNext
    Loop
    Set rs = Nothing
End Sub

[変換できない場合のエラー]
文字を変換しようとした場合に発生したエラー
「実行時エラー 3464 抽出条件でデータ型が一致しません。」
エラーメッセージ

NULLを変換しようとした場合に発生したエラー
「実行時エラー 94 Null文字の使い方が正しくありません。」
エラーメッセージ

単精度浮動小数点数型( -32,768 ~ 32,767)を超える文字を変換しようとした場合に発生したエラー
「実行時エラー 6 オーバーフロー
エラーメッセージ

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