Access:あいまいな条件で抽出するクエリ - ワイルドカードの使い方|商品管理クエリの設定例

Accessのクエリでワイルドカードを使って、あいまい抽出をすることが可能です。

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ここでは商品管理クエリを使用し、設定方法を解説します。
ワイルドカードとは、* か ? を使い文字列を抽出する方法です。
ワイルドカードはAccessだけでなく、ExcelのCOUNTIF関数やSUMIF関数、C言語のパターンマッチングなどで幅広く使用される手段なので覚えるようにしてください。

ワイルドカード文字とその使い方

  • ? : 任意の1文字と合致する文字列です。 例: ?山 - 大山、本山
  • * : 任意の数の文字と合致する文字列です。 例: *山 - 大山、富士山

あいまい検索を実装し、次を検索ができるようにする」も掲載していますので参考にしてください。




ワイルドカードの使用例に使うクエリ

商品管理の全レコードを表示させたクエリ画面です。8個の商品が登録されています。

商品価格データベース

ワイルドカードを使い、あいまい抽出する手順

抽出条件の設定を開始します。

変更したいクエリを選択し右クリックします。
表示されるメニューの「デザインビュー」をクリックします。
ここでは、備品価格のクエリで設定します。

商品価格のクエリメニュー

商品名の抽出条件欄に、"?おにぎり" と入力します。
すると Like "?おにぎり" と変換されます。

?の場合、” (ダブルクォーテーション)は自動的に付かないので入力する必要があります。
これで、先頭に1文字が付く ○おにぎり が抽出されるはずです。

抽出条件にあいまい条件を入力します

ワイルドカードを設定したクエリの実行

リボンの実行をクリックします。

データシートビューを表示する

先頭に1文字が付く「〇おにぎり」は抽出されましたが、タラコおにぎり は抽出されていません。

このように「?」を使用した場合は、任意の1文字が対象になります。

?を使った抽出結果

ワイルドカード文字に*を使った場合です。

*おにぎり と入力します。
*の場合、” (ダブルクォーテーション)は自動的に付き、Like "*おにぎり" と変換されます。

*を使う抽出条件

*の場合、タラコおにぎり も抽出されています。

このように「*」をしようした場合は、任意の文字列が対象になります。

*を使った抽出結果

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