Count関数・集計クエリ、共にNULL(何も入力されていない)データはカウントできませんでした。
そこで、NZ関数を使い、NULL値を変換しカウントするようにします。
NZ関数はフィールド値がNULLの場合は0を返し、それ以外は保存されているデータを返します。
構文 : Nz([フィールド名])
同じ種類の「レコード数を調べる - クエリでCount関数使う方法を解説」を掲載していますので参考にしてください。
リボンの「作成」-「クエリ デザイン」をクリックします。
カウントする元のテーブルを追加します。
ここでは前回の、集計クエリでレコード数をカウントすると同様に「T_名簿」を使用します。
IDと住所2をダブルクリックし、デザイングリッドに追加します。
IDは、オートナンバー型で全レコードに入力されています。
住所2は、1件しか入力されていないフィールドです。
次に、NZ関数を使った計算式を入力します。
Nz(住所2) と入力すると 式1:Nz([住所2]) と自動的に整形されます。
リボンの「クエリツール デザイン」-「集計」ボタンをクリックします。
集計欄に移動し、右の▼ボタンをクリックし、表示されるリストから全フィールドを「カウント」に変更します。
リボンの「クエリツール デザイン」-「実行」ボタンをクリックします。
作成した集計クエリの実行画面です。
オートナンバー型のIDは全レコード数である39が、1件しか入力されていない住所2は1となっています。
NZ関数を使用した式1は、NULL値もカウントされ39件となっています。