Accessクエリ:先頭文字を大文字に変換する・StrConv関数の使い方

StrConv関数を使い、先頭の文字を大文字に変換するクエリの作成方法を解説しています。

BackHome Backクエリ

名前や住所などで先頭の文字を大文字で表示したい場合があります。

そのような場合に利用できるクエリの作成方法を、画像で解説します。

文字列を変換するには、StrConv関数を使います。

構文 : StrConv(文字列,定数)

下表の定数3を使うと、先頭の文字を大文字に変換できます。

定数 内容
1 文字列を大文字に変換
2 文字列を小文字に変換
3 文字列の各単語の先頭の文字を大文字に変換
4 文字列内の半角文字を全角文字に変換
8 文字列内の全角文字を半角文字に変換
16 文字列内のひらがなをカタカナに変換
32 文字列内のカタカナをひらがなに変換
64 システムの既定のコードページを使って文字列をUnicodeに変換
128 文字列をUnicodeからシステムの既定のコードページに変換

StrConv関数については「Access:カタカナをひらがなに変換するクエリ」も掲載していますので参考にしてください。




先頭の文字を大文字に変換するクエリの作成

クエリのデザイン画面で作成します。

リボンの「作成」-「クエリ デザイン」をクリックします。

先頭の文字を大文字に変換するクエリの作成開始

変換元のテーブルを追加します。

ここでは担当者データベースの「T_担当者」を使用します。

担当者テーブルを選択する

確認用に担当者ID、担当者名、ローマ字をダブルクリックし、デザイングリッドに追加します。

そして、先頭文字を大文字に変換するStrConv関数を使った式を入力します。

ローマ字名:StrConv([ローマ字],3)

StrConv関数を入力する

リボンの「クエリツール デザイン」-「実行」ボタンをクリックします。

クエリの実行

作成したクエリの実行画面です。

担当者名のローマ字の先頭が大文字で表示されています。

先頭の文字が大文字に変換されたクエリ

BackHome Backクエリ

Copyright(C) FeedSoft