●特徴
棚卸結果を部品単位で集計するには、この製品にはこの部品がいくつ使用され、あの製品にはあの部品がいくつ使用されているかを調べながら分解する必要があります。さらに仕掛になると全ての部品が使用されているわけではないのでさらに難解です。
このような理由で集計する人は内容を理解したベテランでなくては難しく、計算ミスも発生しやすく時間もかかります。
このソフトでは一度マスターを登録しておけば、リストから選択し数量を入力するだけで分解ができます。
さらに、入力データ・集計結果はそれぞれレポート出力ができます。
製品・仕掛品の棚卸結果は、部品に分解し集計が可能です。
共通部品は合計できます。
棚卸結果の金額を集計できます。
データファイルは、製品・部品・仕掛品のマスターを引き継ぎ一ヶ月単位で作成します。
データファイルは、フォルダ単位で区分できるので部門別・タイプ別等いくつでも作成できます。
このソフトは「製造業向け在庫管理」の棚卸部分を取り出し、少し使いやすいように手を加えました。
在庫管理も同時に行いたい方は「製造業向け在庫管理」もお試しください。
●構造
このソフトの処理は部品・製品・仕掛品に分かれていて、結果は製品棚卸・部品棚卸として出力されます。
部品の棚卸結果は下記内容となります。
1)未使用部品の数量(生部品)
2)仕掛品に含まれる部品を分解した数量
3)製品(完成品)に含まれる部品を分解した数量
[マスターデータ]
マスターデータは初回のみ設定すれば良いデータです。変更・削除も可能です。
マスターデータは下記になります。
1)製品のデータ 製品コード、製品名、型番などです。
2)部品のデータ 製品に含まれる部品を登録します。製品はこのデータに従い部品に分解します。
3)仕掛分解のデータ ある仕掛に含まれる部品を登録します。仕掛はこのデータに従い部品に分解します。
1種類の製品に仕掛はいくつでも登録できます。
例えば、キーボードの場合、「基板装着済み」・「ケーブル半田済み」・「キー装着済み」等です。
それぞれの仕掛に含まれる部品と個数を登録しておきます。
[棚卸データ]
部品・製品・仕掛品のデータを入力します。
結果、部品はマスターデータに従い部品に分解されます。
[次の月の棚卸]
新規ファイル作成で「指定ファイルからマスターのみコピー」を選択し、指定ファイルに前月を指定し作成します。
既にマスターが登録されているので、棚卸データを入力するだけでOKです。
●はじめに
「 製造業向け 棚卸 For Access97」には Microsoft Access 97 がインストールされている必要があります。
「 製造業向け 棚卸 For Access2000」には Microsoft Access 2000 がインストールされている必要があります。
「 製造業向け 棚卸 For Access2002」には Microsoft Access 2002 がインストールされている必要があります。
[インストール方法]
ダウンロードされたファイルは圧縮されています。
「スタート」-「ファイル名を指定して実行」でダウンロードされたファイルを指定してください。これで解凍できます。
もし入手されたものがLZH形式の場合は、先にLhasa等の解凍ソフトで解凍しておいてください。
Accessを起動し、「ファイル」-「開く」で解凍フォルダ内の「tana__.mde」を指定してください。
(Access97の場合、tana97.mde)
(Access2000の場合、tana2k.mde)
(Access2002の場合、tanaxp.mde)
ソースファイルの場合は「tana__.mdb」になります。
起動時は添付のサンプルデータファイル(2003年09月棚卸.mdb)で操作等お試しください。
「新規ファイルの作成」ボタンで新規データファイルを作成できます。
試用版では使用制限があります。詳しくは、ダウンロードファイル内の「Readme.txt」をご覧ください。
製品版・ソースファイルをご希望の方も、「Readme.txt」をご覧ください。