ここでは姓と名の間にある空白を検索し、削除した結果をテーブルに反映させるクエリを作成します。
Instr関数で空白を検索し、先頭から見つかった位置を-1した文字列と、末尾から見つかった位置の文字列を結合します。
先頭から取り出すにはLeft関数を、末尾から取出すにはRight関数を使います。
この3つの関数を組み合わせた式を作成します。
式:Left(フィールド名,instr(フィールド名," ")-1) + right(フィールド名,len(フィールド名)-instr(フィールド名," "))
Instr関数の使い方はこのページを、Left関数の使い方はこのページを、Right関数の使い方はこのページを参照してください。
更新クエリについては「更新クエリを作成|大量データや指定レコードを更新する」も掲載していますので参考にしてください。
例として、下記テーブルの担当者名の姓と名の間を取りテーブルを更新するクエリを作成します。
文字列中から空白を検索するには、Instr関数を使います。
空白以外の文字を取り出すには、Left関数、Right関数を使います。
リボンの「作成」-「クエリ デザイン」をクリックします。
更新するテーブルを追加します。
ここでは担当者データベースの「T_担当者」を使用します。
担当者名の姓と名の空白を除くので、担当者名をダブルクリックし、デザイングリッドに追加します。
そして、リボンの「クエリツール デザイン」-「更新」ボタンをクリックします。
これで更新クエリになります。
レコードの更新欄に、空白を取り除く式を入力します。
Left([担当者名],instr([担当者名]," ")-1) + right([担当者名],len([担当者名])-instr([担当者名]," "))
担当者名の空白から左側部分+担当者名の空白から右側部分、という内容を実行します。
リボンの「クエリツール デザイン」-「実行」ボタンをクリックします。
「○件のレコードが更新されます。[はい]をクリックするとレコードは更新され、元に戻すことはできなくなります。
レコードを更新してもよろしいですか?」とメッセージが表示されるので、問題なければ「はい」ボタンをクリックします。
作成したクエリの実行画面です。
担当者名の間の空白がなくなっています。